バレリーナを目指して

スクール選び

バレエの人形

あらゆる習い事に共通することですが、良い環境と指導者に恵まれればそれだけ上達の速度が早まり通うことが楽しくなります。 一番近くにあるから、といい加減な理由で教室を決めてしまうと授業料に見合う内容でなかったり評判のよくないスクールに通う危険もあるので、出来るだけ情報を集めたり自分の目で確かめてから入学を決めましょう。 子供の夢の第一歩になるスクール選びで失敗すると、やる気を削がれて行きたくないと駄々を捏ねて速攻で夢を諦めてしまうこともあります。 心変わりの早さが小さな子供の特権ですが、せっかくバレリーナになりたいと言ってくれたのにそれを手放すような真似はさせたくありません。 バレエ教室に真剣に通った結果自分には向いていないと悟るのならまだ納得もできますが、コーチの人格が原因でやめたり設備がボロボロでレッスン内容も適当だから上達する気がしない、なんてことになったら親の責任でもあるので、スクール選びはとても重要なのです。

情報収集

子供を通わせるバレエ教室は慎重に決めなければなりませんが、どうやって探せばいいのか分からないという人も多いかと思います。 インターネットでクチコミ情報を集めてみるのもいいですし、知り合いの中に情報通がいればその方に相談するのもナイスアイデアです。 子供の同級生にも何人かスクールに通っている生徒さんがいるでしょうから、その中から口の軽そうな相手を見つけて知りたい情報、有益な情報を聞き出すことが良いバレエ教室を探す近道になるでしょう。 ただしその相手の言うことを全て信じるのは危険で、嘘をつくことはないとしても人それぞれ感じ方や考え方が違うことをふまえ、話半分で受け止めます。 そうして集めた情報を吟味し、よい評判の多かったスクールを候補に入れる位の用心深さがあればきっと良質なバレエ教室を探すことができそうです。 もちろんインターネットの掲示板の情報も併用して候補を絞り込んでいきます。

目的も考慮

為になる情報は上記の手段でそこそこ集めることができますが、情報源になる人が自分と同じ条件、視点からそのバレエ教室を評価したとは限りません。 生徒数も多く人気の高いスクールでも、プロのバレリーナを目指している生徒が皆無で趣味としての習い事と考えている人しかいないのなら、本気でバレエを学びたい生徒にとってはあまり好ましいとはいえません。 何年か通って発表会にも出るつもりだけどプロは目指さない、そんな生徒ばかりの環境では上達したとしても上手なアマチュア止まりになりそうですし、もっと上を目指せる場所でなければ開花しない才能もあるのです。 ただしそんなスクールが悪いとは言いませんし、評価が間違っているわけでもないので勘違いしないで下さい。 バレエスクールに通う生徒のほとんどは将来プロになることを目的にはしていないですし、厳しいレッスンを望んでもいません。 アフタースクールの習い事に親がバレエを選んだだけ、という人が大半なのでそうした人の情報を上手に活用できなかったらそれは自分の責任です。