運用形態で選ぶ

個人運営の教室

たくさんのバレエシューズ

こじんまりと個人で運営しているバレエ教室はどの地方にも意外とあるので、 「今まで気にしてなかったけどこんなところに!」 「あっ、ここってバレエ教室だったんだ、美容院かと思ってた」 「正体不明のオシャレな建物があるけどよく見たらバレエ教室じゃん、何度も前を通ったけど看板が小さいから気付かなかった」 とひょんなことから発見されることも多くあります。 飲食店で例えると、全国チェーンの安定した味のファミリーレストランではなく、個人でやりくりしているパンチの効いた料理を提供するかもしれない定食屋といったところでしょうか。 基本となるレッスンはしっかりと学べるでしょうが、コーチの思想や持論が生徒の育成にも少なからず影響を与えるので、設備や店構えだけでなくコーチの人柄も参考にすべきでしょう。 強い個性を持つコーチのいるスクールは、生徒との相性がバッチリだと凄まじい破壊力を持ちますが逆の場合はどうにもならないほど無力です。 なので体験レッスンを受けられるのならそこで試しましょう。

バレエ団付属

バレエ教室にはバレエ団付属のスクールも多く、ゆくゆくは自分達のバレエ団の構成員となるかもしれない金の卵を探す目的もあり、ほとんどの団体がスクールを運営しているようです。 次の世代を育くまなければバレエ業界も衰退してしまいますし、バレエ教室がなければ競技者人口も減ってしまうので結構力を入れているのではないでしょうか。 自分達の公演がメインでほんの暇つぶし程度にスクールの運営もしているよ、なんて規模だと近い将来後継者探しに苦労しそうですし、いつまでもバレエの灯を消さないためにも育成を主眼においたスクール運営は業界のためにも必須なのでしょう。 生徒全員をプロのバレリーナにしよう、10年後にはうちの団員になるよう教育しよう、とがっついてはいないでしょうが、生徒が望めばそのための道を用意してはくれますのでプロを目指すのなら近道になるかもしれません。 コーチの質も安定しており、多くのプロに指導してもらえる機会もありそうです。 発表会などイベントも盛りだくさんなので経験も積めそうです。

レッスン料での分類

バレエ教室でレッスンを受ける人は、無料体験に応募した場合など特別な機会を除いてレッスン料を支払わなければなりません。 その形態は毎月決まった金額を納める月謝制と1回いくらかのチケット制があります。 月謝制は毎週決まった曜日と時間にレッスンを受けられるけどそれ以外の時間はダメですよ、という子供の習い事に多いタイプで、先のスケジュールが不安定な大人には不向きかもしれません。 用事があってその日はいけないから別の日にお願いします、も通用しないので、月謝を払っても無駄になる分が多いのです。 そんな人向けなのがチケット制で、何枚綴りかのチケットを購入して自分の都合のよい時に教室へと足を運び、チケット1枚渡してレッスンを受ける形になります。 喫茶店のコーヒーチケットのような感じで使えるので成人以上の方にお勧めですが、小学校や中学校に通うお子さんなら月謝制でもいいかと思います。 あとは毎回レッスンのたびにビジター料金を現金支払いするシステムもありますが、これは割高なので偵察でなければお勧めしません。